『ONE PIECE FILM RED』は、2022年に日本で公開された映画で興行収入一位となり、8月に公開されて以降、未だに客足が止まらない大ヒット映画となりました!
すでにストーリーが最終章に突入した『ONE PIECE』ですが、作者の尾田栄一郎先生が不定期で更新する直筆のメッセージも物語に関わる重大な情報が含まれていることがあり、大人気のコンテンツとなっています。
今回は、そんな『ONE PIECE』の作者、尾田栄一郎先先生とは一体どんな人なのかをまとめてみました!
尾田栄一郎(おだえいいちろう)のプロフィールと経歴
- 本名:尾田栄一郎
- 生年月日:1975年1月1日(やぎ座)
- 年齢:47歳(2022年12月現在)
- 出身地:熊本県熊本市
- 血液型:A型
- 尊敬するマンガ家:鳥山明
マンガ家になったきっかけ
尾田栄一郎先生は、父親の趣味の油絵から影響を受けて絵を描くようになり、小さいころからたくさん絵を描いていたようです。
藤子不二雄A先生の大人気マンガ、『怪物くん』が人生で初めて読んだマンガで、サラリーマンのように毎日会社に行かなくてもいいという漫画家の働き方に魅力を感じたのをきっかけに、4歳の頃にマンガ家になることを決意しました。
マンガ家になる前
マンガを本格的に描くようになったのは中学2年生のころで、この時からすでに海賊マンガを描くと決めていたそうです。
17歳のころには週刊少年ジャンプの手塚賞に読み切り作品『WANTED』を応募し、準入選を果たしています。その後、九州東海大学に進学しますが1年で中退し、『LIER GAME』の甲斐谷忍先生、『ジャングルの王者ターちゃん』の徳弘正也先生、『るろうに剣心』の和月伸宏先生のアシスタントを担当していました。
有名マンガ家のアシスタント業務とあって、とても過酷な日々だったそうですが、マンガ好きの仲間とひたすら絵を描く合宿のような感覚に、楽しさを覚えていたと話しています。
『ONE PIECE』が連載に至るまで
尾田栄一郎先生はアシスタント業をする傍らで、『一鬼夜行』や『MONSTERS』などの読み切り作品をひたすら描いていました。
しかし、なかなか連載までは至らず、持ち込んではボツになることを繰り返し、一時はマンガ家の道を諦めてサラリーマンになることを考えた時期もあったそうです。
しかし、当時持ち込んでいたジャンプの編集担当に「こんなに頑張って報われなかったやつは見たことがない」と言ってもらったことが心の支えとなり、執筆を続けることができたみたいです。
1996年には『ONE PIECE』の元となる作品『ROMANCE DAWN』を執筆し、1997年にようやく『ONE PIECE』の連載が決まり、マンガ家として待望のデビューを果たしました。
尾田栄一郎の人物像
「マンガの鬼」
『ONE PIECE』が世界で有名になる前のストーリー序盤から、非常に多くの伏線が散りばめられていることから、「天才」と称されることが多い尾田栄一郎先生ですが、自身に天賦の才が備わっていると思ったことは一度もないと話しています。
一日3時間しか寝ないのは普通で、下積み時代には俳優やディズニーアニメのキャラクターをすべて描き写すなど、とにかく努力家であることを明かしていました。
週刊少年ジャンプの担当はそんな尾田栄一郎先生のことを、「マンガの鬼」と称しています。というのも尾田栄一郎先生は、描きたいシーンをどのように見せれば最高の形になるか、常に100個単位でアイデアを提示してくるようで、人を楽しませようとすることに余念がない、とにかくマンガに対する情熱がすさまじい人物だと話していました。
『ONE PIECE』に対するこだわり
アシスタント時代に徳弘正也先生から、「マンガの描きこみは読者に伝わる」と教わったことを今でも信条としており、1コマに通常のマンガの3倍の情報量を描きこむことを意識しているそうです。
モブキャラのリアクションや、敵対する勢力の反応などを細かく描くことで、ストーリーの背景や歴史に深みを持たせるように描かれています。しかし、物語がここまで長期化した原因も、その描きこみのせいだと話しておりました。
また、『ONE PIECE』でキャラクターが死ぬということは滅多にありませんが、これはエピソードの最後には必ず宴をしたい、という強いこだわりがあるからだそうです。楽しく宴をさせるために死ぬという表現をほとんど使わず、いつか『ONE PIECE』が終わるときも、大宴会をして終わらせたいと話しています。
『ONE PIECE』を描くことの重圧について
『ONE PIECE』の連載開始から25年が経ち、現在年齢が47歳である尾田栄一郎先生。単行本は現在104巻まで発売しており、ワンピース最新刊の発売は、常に多くの人が心待ちにしています。
長年ジャンプの第一線でマンガを描き続ける尾田栄一郎先生ですが、ジャンプの看板を背負っているという意識や重圧は全くないと話していました。若手のマンガ家にアドバイスをするような、リーダーのような役割は向いておらず、孤高のエースにならなれると編集部に話したそうです。自分が常にジャンプで一番になり続けることで、ジャンプを売り上げ的に引っ張っていきたいと話していらっしゃいます。
まとめ
今回は、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎先生についてまとめました!
2022年で連載25周年を迎えた『ONEPIECE』もすでに最終章に突入しており、着実に最終回に近づいています。常ワクワクする演出で読者を楽しませてくれる尾田栄一郎先生が、今後どのような展開を用意してくれているのかとても楽しみですね。
『ONE PIECE』の最終回を見届けるためにも、今後も尾田栄一郎先生を応援していきましょう!