グランドスラムの車いす部門で男子世界歴代最多優勝を記録し、パラリンピックでは4つの金メダルを獲得、史上初の生涯ゴールデンスラム達成など、数々の偉業を成し遂げてきた国枝慎吾さん。
2023年2月7日に引退会見を行い、約28年に及ぶ競技生活に終止符を打ちました。国枝慎吾さんは世界ランキング1位のまま、第一線を退くこととなります。
その国枝慎吾さんにパラスポーツ界では初となる国民栄誉賞授与が決定し、これまでの競技生活を支えてきた国枝慎吾さんの妻・愛さんにも注目が集まっています。
そこで今回は、10度の年間王者に輝き、通算50度のグランドスラムチャンピオンに輝いた国枝慎吾さんの妻・愛さんのプロフィールや二人の馴れ初めについてまとめてみました!
国枝愛さんのプロフィール
- 生年月日:1984年2月21日生まれの国枝慎吾さんと同級生
- 年齢:39歳前後
- 出身大学:麗澤大学(千葉県柏市)
- 資格:アスリートフードマイスター3級/冷凍生活アドバイザー
国枝愛さんは一般人であるため、プロフィールの詳細は公開されていませんが、自身のインスタグラムのプロフィール欄には「車いすテニスプレーヤーの妻」「アスリートフードマイスター3級」「冷凍生活アドバイザー」と記載されています。
国枝愛さんのアカウントには主に、アスリートフードマイスターの愛さんが作った手料理が食事記録として投稿されています。品数豊富、そして栄養満点なご飯で、車いすテニス界のレジェンド・国枝慎吾さんの競技生活を支えてきました。
アスリートフードマイスターの資格を取得したのは結婚2年後
2011年に国枝慎吾さんと結婚した愛さんは、2013年にアスリートフードマイスターの資格を取得しました。そのきっかけとなったのが、東北楽天の田中将大選手の妻でタレントの里田まいさんとのこと。里田まいさんがアスリートフードマイスターの資格を持っていることを知り、「美味しそう」と軽い気持ちで勉強を始めたそうです。
愛さんは3姉妹の長女ということもあり、子供の頃から母親の手伝いで台所に立つ機会が多かったそうで、自分でレシピノートを作ったりしていたこともあったそうです。
日々国枝慎吾さんの食生活を管理する国枝愛さんのこだわりは、「汁物やサラダに多くの食材を使うこと」「夫婦が暮らす千葉産の野菜や栄養価の高い旬の食材も取り入れること」なのだそう。
普段、照れからか、国枝慎吾さんは愛さんの手料理に関して感想を言うことは無いそうですが、インタビューなど外では食事の重要性を語ることもあり、その度に愛さんはやりがいを感じていたそうです。
2017年から国枝慎吾さんの国外大会にも帯同
2016年に右肘を手術した国枝慎吾さんは、リオ2016パラリンピックの後、4カ月ほど休養をしました。しかし痛みは消えず、国枝慎吾さんは愛さんに電話で「やっぱり肘が痛い。引退かもしれない。」と弱音を吐いたそうです。それを聞いた愛さんは「もっとそばにいよう」と国外の試合にも帯同することを決めました。
テニスは世界各地を転戦し、ほぼ丸々1年間を海外で過ごすことになります。孤独を感じることもあれば、全てを一人でこなさなくてはならず苦労することも。
国枝慎吾さんは引退会見の際、「妻がいるだけでホテルに帰れば自宅にいるかのような雰囲気を味わえ、オンとオフの切り替えができ助けになった。」と語っています。
国枝慎吾さんと国枝愛さんの馴れ初めは?
二人は千葉県柏市にある麗澤大学の同級生で、同じテニスサークルで出会いました。そして、国枝慎吾さんにとって初出場となったアテネパラリンピックがあった2004年から交際をスタートさせました。
その後、交際スタートから7年、2011年11月3日に国枝慎吾さんが自身のブログにて結婚を報告。今年で結婚12年目を迎えます。二人が出会ってから数えると、その期間は約21年間となり、二人の絆の深さがうかがえますよね。
国枝慎吾さんが有名になってからではなく、学生時代から交際を続け結婚されたお二人。下半身麻痺で車いす生活の方との交際は、将来に様々な不安を抱きそうですが、学生時代の愛さんは国枝慎吾さんの凄さを見抜いていたのでしょうか。
まとめ
今回は、車いすテニス界のレジェンドで2月7日に引退を表明した国枝慎吾さんの妻・国枝愛さんのプロフィールや二人の馴れ初めについてまとめてみました。
二人が交際をスタートさせた2004年以降の国枝慎吾さんの活躍は目覚ましく、国枝慎吾さんにとって愛さんがどれだけ大きな存在であるのかが、数字や結果にもしっかり表れているように感じます。
日本で最も有名なパラスポーツ選手で、車いすテニス界に数々の功績を残した国枝慎吾さん。今後の活動にも注目ですね!