侍ジャパンの優勝で幕を閉じたワールドベースボールクラシック2023。決勝戦での最後の大谷翔平投手対トラウト選手の対決には世界中が注目しましたよね。
今回はアメリカ代表の主将を務めたトラウト選手について紹介しますよ。
マイク・トラウトのプロフィール
- 名前:マイケル・ネルソン・トラウト
- 生年月日:1991年8月7日
- 年齢:31歳(2023年4月現在)
- 出身地:アメリカ合衆国ニュージャージー州バインランド
- 出身校:ミルビル高等学校
オールスターゲーム選出10回、MVP3回、シルバースラッガー賞9回を誇る、メジャーリーグを代表する選手の一人、マイク・トラウト選手。学生時代からそのポテンシャルは高く、高校二年生時には遊撃手をメインポジションとしながらも投手としてノーヒットノーランを達成。三年生の時に外野手に転向、高校時代の背番号「1」は高校側から永久欠番にしようという話が出るほど、大活躍だったのですね。
マイク・トラウトの経歴
ドラフト1巡目でエンゼルスに入団
2009年のMLBドラフト1巡目、全体25位でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名を受け、入団したマイク・トラウト選手。2010年シーズンはA級、A+級で合計131試合に出場し、打率.341、本塁打10本、56盗塁と早速頭角を現しました。
有望なマイナーリーガーが集い、エキシビションゲームを行うフューチャーズ・ゲームにもアメリカ合衆国選抜で選出されましたよ。
2011年、メジャーデビューを果たす
2011年シーズン開幕前からMLB公式サイト選定の有望株ランキングで一位に選ばれるなど、有望選手として見られていたマイク・トラウト選手。シーズン開幕をAA級で迎えたものの、7月8日に19歳の若さでメジャーデビューを果たしました。AA級では91試合で打率.326、11本という結果を残した一方で、メジャーでは40試合で打率.220、本塁打5本という結果に終わりましたよ。
同年オフ、ベースボール・アメリカが選定するマイナーリーグ年間最優秀選手賞を受賞しています。
2012年、マイナーで開幕もメジャーでMVPに迫る活躍!
AAA級で開幕を迎えた2012年シーズン。4月28日に早々にメジャー昇格を果たすと、5月、6月と二か月連続でルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞。7月には月間打率.392など圧巻の成績で、リーグ史上初のルーキー・オブ・ザ・マンスとプレイヤー・オブ・ザ・マンスのW受賞を果たしました。8月にもルーキー・オブ・ザ・マンスを受賞し4ヶ月連続での受賞となりましたよ。
オールスターゲームにもリーグ最年少で出場、シーズンでは139試合出場で打率.326、本塁打30本、打点83、盗塁はリーグ1位の49を記録し、満票での新人王となりました。MVP投票でも次点となっており、強烈なインパクトを残しましたよ。
2014年に自身初のMVP
2013年から2016年までは年間150試合以上出場を続けたマイク・トラウト選手。2013年にリーグ史上最年少、21歳9か月でサイクル安打を達成し、2014年シーズンでは111打点で打点王、更に自身初のリーグMVPや三年連続のシルバースラッガー賞を受賞しましたよ。同年のオールスターゲームでもMVPを獲得しています。
2015年シーズンは自身初の40本塁打を達成、この年もオールスターゲームでMVPを獲得していますよ。二年連続でのオールスターMVPは史上初でした。
2016年シーズンから4年連続で最高出塁率のタイトルを獲得
多くのシーズンで打率を一割以上超える出塁率を記録していることも特徴であるマイク・トラウト選手。2016年から2019年の4シーズンでは.440前後という高出塁率を記録、とりわけ2018年は.460と、異常とも言える数字をたたき出し、この4シーズンで最高出塁率のタイトルを獲得しました。
2017年はシーズン途中、ヘッドスライディングの際に左手親指の靱帯を断裂し、自身初の故障者リスト入りとなりましたが、約6週間で復帰し、規定打席にも何とか間に合わせましたよ。
2022年、自身3度目の40本塁打を記録
近年は怪我にも悩まされ、2021年シーズンはメジャー定着以後最低の36試合出場に留まったマイク・トラウト選手。2022年シーズンも、選手生命さえ危ぶまれる怪我に見舞われるなど苦しみましたが、それでも119試合に出場し40本塁打を放ちました。ファーストチームの外野手の一人として、二年振り、三度目となるオールMLBチーム選出も果たしましたよ。
マイク・トラウトの契約が凄い!
走攻守、全てにおいて超ハイレベル、現代のミスターベースボールとも呼ぶべき存在であるマイク・トラウト選手。年俸も勿論トップクラスです。
2019年に12年総額4億2650万ドルという、当時の北米史上最高額で契約延長を行ったマイク・トラウト選手。年齢は当時28歳、そこから12年という超長期契約は、全球団へのトレード拒否権が含まれており、かつ選手側から複数年契約を解除するオプトアウトは含まれておらず、事実上の生涯契約となっています。
2023WBCで主将を務める!
これまでは野球の国際大会などに冷静な立場を取っていたマイク・トラウト選手。しかし2017年のアメリカのWBC初優勝をテレビで見て「出るか出ないか迷っていたが、楽しんでいる選手たちを見て少し悔しかった」と語り、自身もその歓喜を味わうために出場を決意。メジャーの選手の中でいの一番に出場を公言し、主将の大役を請け負って多くのMLBスターを代表チームに呼び寄せました。
大会が始まってからも闘志溢れるプレーでチームを鼓舞し続けたマイク・トラウト選手。優勝は叶わなかったものの、次大会への参加も既に決意しているようです。
最後に
今回はマイク・トラウト選手のプロフィールなどを紹介しました。
WBCではトップスター自ら熱いプレーで大会を牽引してくれたマイク・トラウト選手。2023年のシーズンでも活躍に期待したいですね!