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渋沢栄一さんが日本の一万円札の肖像画に起用されることが発表されました。

日本だけでなく、世界でも紙幣には人物の肖像画が使用されることがほとんどです。

そこに起用される人物は、歴史上で功績を残した人や社会的に貢献をした人です。

ですが、国民の多くが渋沢栄一さんが何をした人なのか、知らないと思います。

それでは今回は、渋沢栄一がなぜ一万円札の肖像画に選ばれたのか、何をした人なのかを紹介させていただきます。

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渋沢栄一とは

まずは、渋沢栄一さんがどんな人物なのかを紹介させていただきます。

【渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)】

生年月日:1840年3月16日

死没:1931年11月11日(享年92歳)

出身地:武蔵国榛沢郡血洗島村(現・埼玉県深谷市血洗島)

幼名・別名:栄二郎、栄一郎、篤太夫、篤太郎

職業:幕臣、官僚、実業家、教育者

渋沢栄一,画像

豪農の生まれで、幕臣、官僚を経て実業家に転身し、生涯で500ほどの会社を設計しました。

何をした人なの?

渋沢栄一さんの活躍を一言で表した言葉があります。

それは「日本資本主義の父」。

日本で初めての株式会社を設立し、500もの会社設立・経営に関わりました。

渋沢栄一さんが関わった会社の一部を紹介させていただきます。

東京証券取引所

第一国立銀行(現・みずほ銀行)

東京瓦斯(現・東京ガス)

大阪紡績(現・東洋紡績)

東京海上保険会社(現・東京海上日動)

抄紙会社(現・王子製紙)

トップ企業ばかりですね…!

ちなみに英語のbankを「銀行」と訳したのもこのお方です。

渋沢栄一さんが関わったのは、企業だけではありません。

商法講習所(現・一橋大学)や大倉商業学校(現・東京経済大学)などといった学校の経営にも携わりました。

また、社会・国際親善活動にも力を入れ、養育院(孤児院のようなもの)の理事長を務めたり、日本赤十字社や日本国際児童親善会の設立にも携わりました。

生涯で600もの教育・社会事業に携わったとされています。

この人無くしては、今の日本の社会はなかったと言っても過言ではありません。

なんで今まで起用されなかったの?

渋沢栄一さんの功績を見ると、ここでは書ききれないほどの功績を残しています。

実業家の枠を超えて幅広い分野で活躍され、日本の社会に大きく貢献されました。

しかしながら、これほどまですごい方がなぜ今まで肖像画に起用されなかったのでしょうか?

調べてみると、これまでに渋沢栄一さんは何度も紙幣の肖像画への起用が検討されてきたと言います。

なぜ採用が見送られたのかというと、当時としては珍しく多様な性癖があった(Wikipediaより引用)とも伝えられており、これが原因とされています。

渋沢栄一さんは仕事は真面目でありましたが、プライベートではかなりの女性好きであったことも有名です。

妻以外に2人の女性(一人は愛人、もう一人は後に離婚・再婚し後妻に)との間に子供が7人、本妻とも合わせると10人の子供がいた事も分かっています。

偉大な功績を残した方ですが、女性関係の問題から、これまで肖像画になることが見送られ続けてきたようです。

渋沢栄一,画像

これまで一万円に起用された人物とは

一万円札の紙幣の肖像画になった人物は、これまで二人しかいません。

  1. 聖徳太子
  2. 福沢諭吉

この2名のみです。

最初に1万円札が登場したのは1958年12月1日

この時の肖像画に選ばれたのは聖徳太子でした。

1984年11月1日には、新しい1万円札が発行。

この時の肖像画に選ばれたのが、福沢諭吉です。

この紙幣から肖像画は文化人が選考されるようになりました。

そして、2004年11月1日に新しい紙幣が発行されました。

肖像画も変わるものと思われましたが、1万円札のみ肖像画の変更がなく、引き続き福沢諭吉が採用されました。

継続された理由については、発行枚数が多かったため。

新札の発行は偽造防止が主な目的であり、短期間で実施する必要があります。

そのため、発行枚数が多かった一万円札はそのまま福沢諭吉像が採用されることとなりました。

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お札の肖像画に選ばれた理由とは

では、渋沢栄一さんがお札の肖像画に選ばれた理由を解説していきたいと思います。

財務省のホームページでは、肖像画の人物が何を基準に採用されているのかが解説されています、

紙幣は、老若男女すべての人が使用するものであることから、学校の教科書にも登場するなど、一般に良く知られており、また、偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真・絵画を手に入れられる人物であることなどを基準に、採用しています。

(引用:財務省

ポイントとしては、

  1. 知名度がある
  2. 精密な人物像の写真・絵画がある

この2つが大きいようですね。

2の精密という部分は、偽造防止の観点も含まれていると考えられます。

年配の方であれば、シワやシミの特徴など、細かいニュアンスは真似をするのは難しいはずです。

お札の肖像画は「偽造しにくい」というのも大きなポイントになってくるということでしょう。

ですので、短命な方よりは、長きにわたって活躍された方など、割と年配の方が選ばれる傾向にあると言えますね。

渋沢栄一,画像

まとめ

渋沢栄一さんが一万円札のお札の肖像画に起用された理由などを探ってみました。

まだまだ一般的に知らない人も多い渋沢栄一さん。

何をした人なのか調べてみると、ものすごい功績を残されている方だと分かりました。

これまで何度も肖像画候補に上がっていたようですが、ここで初めて採用が決定しました。

福沢諭吉さんのように、長きにわたって採用されることとなるのか、今後が楽しみですね。

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