2019年4月1日、平成に続く新元号が発表されました。
菅官房長官から発表された新しい元号は「令和(れいわ)」。
新元号について気になることはたくさんありますが、誰が書いたのかという疑問を持つ方も多いかと思います。
今回は、新元号の書を書いた人について紹介させていただきます。
新元号は令和に決定
2019年4月1日11時43分、新元号が発表されました。
新しい元号は「令和(れいわ)」です。
これまで同様、元号の条件は、
- 「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」
- 「漢字2文字」
- 「書きやすい」
- 「読みやすい」
- 「これまでに元号や天皇のおくり名として用いられてない」
- 「俗用されているものではない」
の6つです。
令和の由来は万葉集 梅の花32首の序文からということでした。
込められた意味については、安倍首相がこのようにコメントされています。
人々が美しく心を寄せ合う中で 文化を生まれ育つように。 万葉集は日本最古の歌集。 梅の花は、 厳しい寒さの後にはるのおとづれをつけ見事に花を咲かせる 古き時代も良き時代を重んじ一人一人が大きな花を咲かせる意味。 梅のように咲き誇る花を咲かせる日本でありたい。 |
「令和」の文字を書いた人は書家の茂住修身
新元号が「令和」と発表されました。
気になるのは、菅官房長官が掲げた書を誰が書いたのかということです。
ここでは、令和の文字を書いた人物を紹介させていただきます。
新元号を書いた人は茂住修身
新元号「令和」の文字を書いた人は、書家の茂住修身(もずみおさみ)さんです。
書家の活動以外に内閣辞令専門官として働き、内閣での官記、位記、辞令、表彰状などを書くことを仕事としています。
平成の文字を書いた河東純一(かとう・じゅんいち)さんの後輩に当たります。
茂住修身の出身は
「令和」を書いた人物、茂住修身さんの出身や経歴を調べてみました。
【茂住修身(もずみ・おさみ)】 生まれ:1956年 出身地:岐阜県古川町 出身高校:斐太高校(1974年卒) 出身大学:大東文化大学(1980年卒) |
大東文化大学では書道部に所属していました。
青山杉雨氏に師事し、日展会で入選17回という経歴を持っています。
茂住修身の過去の作品や教室は
「令和」を書いた人物、茂住修身さんの過去の作品や教室を調べてみました。
茂住修身さんの作品については、一つだけ画像が見つかりました。
象形文字を元にした作品ですね。
教室については情報がありませんでしたので、特に書道教室を開いたりといった活動はされていないようです。
ちなみに、平成の文字を書いた河東純一さんは、埼玉県で書道教室を主催しています。
まとめ
今回は、新元号「令和」の文字を書いた人物を紹介させていただきました。
菅官房長官が掲げた令和を字を書いたのは、内閣辞令専門官で書家の茂住修身さんでした。
大東文化大学書道部のOBで、平成の文字を書いた河東純一さんの後輩に当たります。
今後茂住修身さんにも取材が殺到することが予想されます。
「令和」の文字を書いた時のエピソードが披露されるのも楽しみですね!