ジャニーズ

新社長・ヒガシも性加害に加担?ドロ沼化するジャニーズ問題 

ジャニーズ事務所の創業者で元社長ジャニー喜多川氏による元所属タレントへの性加害問題、ジャニーズ 闇が世間を騒がし、収束の糸口さえ見えない状況になっています。

そんな中で9月7日に東山紀之さんの社長就任が発表され、さらに10月2日には“ジャニーズ”の名称を廃止していくことも発表されました。

着実に問題解決に進んでいるように見えるジャニーズ問題も、叩けば埃が出てくる状態で、今どうなっていて、今後どのように進んでいくのか全く想像もつかない状況になっています。

そこで今回は10月2日の会見まででわかっているジャニーズ 闇についてまとめ、紹介していきます。

ジャニーズ問題のあらまし

では、まず今回のジャニーズ 闇、前社長・ジャニー喜多川氏による性加害問題についてまとめておきます。

今回のジャニーズ性加害問題は2023年に表面化した、大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」の創設者であるジャニー喜多川氏が、社長という立場と芸能界における権力を利用して、所属タレントを中心とした多数の男児や未成年の男子に対する児童性的虐待を、50年以上に渡って常習的に行っていた問題のことを指します。

ジャニーズ事務所では、創設初期からジャニー喜多川氏による性加害が噂されており、1960年代から継続的に裁判も行われてきました。

世界的にも問題視

2023年3月7日にイギリスBBC Twoで『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』が放送されると韓国の朝鮮日報のほか、イギリスのガーディアン紙やアメリカのABC、ジャニーズがコンサートを行うことが多い香港や台湾などのメディアも報じられることとなりました。

日本での報道

週刊文春が2023年3月23日号で当時13歳だった少年が喜多川からの性被害に遭ったと語ったことを皮切りに、2023年3月30日号では90年代にジャニーズJr.だった男性、2023年4月6日号に元ジュニアで6人目の被害告白が掲載されました。さらに週刊文春のウェブサイトと2023年4月20日号に、カウアン・オカモトとD氏の証言が掲載されました。

2023年4月12日に、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトが記者会見を行い、ジャニーズ事務所に所属していた15歳から退所までに喜多川から15-20回の性暴力を受けたと公表したことで、それまで黙認(ジャニーズ事務所への忖度とも言われる)を続けていた日本のテレビ局も一斉にこのニュースを取り上げるようになりました。

新社長東山紀之も加担していた?!

このジャニーズ問題については新社長の東山紀之さんは10月2日の会見で

「さまざまなJr.の子たちが被害を受けたということなので、僕は一タレントとして合宿所にはいましたけど、やはりそこは触れてはいけない部分というか、立ち入ってはいけないような感じがありました。

ただやっぱり僕個人の力が及ばない年齢でもありましたし、見て見ぬふりだと言われたらそれまでだと思う。」

と話し、直接的ではないものの、“何もしなかったこと”により、みて見ぬふりをし、ジャニー喜多川氏に加担していた、と話しています。

東山紀之さんについてはこの性加害問題とは別にジュニア時代に行っていた陰湿なイジメも問題視されています。

今後の対応は?

10月2日の会見でジャニーズ事務所は解体し、被害者補償のための会社、「SMILE-UP.」(スマイルアップ)に変更し、以下の11項目の再発防止策を発表しました。

大企業からしたら当たり前のことかもしれませんが、改めてしっかりと明文化したことで、徹底されていくことが期待されます。

  • 人権方針の策定及び実施
  • CCOの招聘及び外部アドバイザリー・ボードの設置
  • 取締役会の活性化及び社外取締役の活用
  • 内部通報制度の改革
  • ジャニーズの相談先の拡充
  • 法務・コンプライアンス機能の強化
  • 内部監査部門の設置
  • 各種規定の制定・改正
  • 各種研修の実施
  • 監査役
  • メディアなどの関係者の皆様との対話等のエンゲージメント

最後に

今回はジャニーズ 闇とも言えるジャニー喜多川氏による性加害問題について紹介してきました。

喜多川氏の性的趣向が最大の原因でしょうが、幾度となく挙げられてきた少年たちのSOSを黙殺してきたテレビ局も同じように少年たちを苦しめてきたことでしょう。

“ジャニーズ”の名称をなくし、同族経営の廃止も公表しているため、これから東山紀之新社長のもと、どのように変わっていくのか、期待しながら待ちたいですね。