日本の国技お相撲。
最近そのお相撲が話題になる事が本当に多いです。
素晴らしい取組があったからではなく、事件の話ばかりですよね。
皆さんの記憶にもまだ新しい暴行事件について進展がありました。
貴ノ岩と日馬富士の事件について
モンゴル出身力士での集まりで行われた事件。驚きましたよね。
最初はビール瓶で貴ノ岩の頭を日馬富士が殴ったと報道がありました。
結局カラオケのリモコンだったと分かりました。
ビール瓶じゃなかったなら良かった!と思ったのもつかの間。
え?カラオケのリモコン?!それでも危険じゃないか!と感じた方も多いはずです。
本当に生きてて良かった。そのレベルの話ですよね。
お相撲さんで、横綱と言えば普通の人より遥かに力が強いです。
それで殴る?!その事から分かるのは、日馬富士はカッとなったら止められないタイプだったという事でしょう。
周りにいた人は、まさか大の大人でましてや横綱が…と思うからこそ逆に止めに入るのが遅れたかもしれないですけど、
もしかしたら手を上げる事がそんなに珍しい事ではなかったのかもしれませんね。
お相撲さんに限らず、どこの国かなんて事も関係なく、みんな大人としての自覚と確かなモラルを持って欲しいですね。
貴ノ岩は大丈夫?PTSDでかわいそう!
貴ノ岩はその事件で頭を縫う大怪我をして休場を余儀なくされました。
最近やっと復活を果たしましたが、一方でPTSDを心配される声もあります。
先日、貴ノ岩は春巡業を休む申し出をしました。
その時の際の診断書には「心的外傷(後)ストレス障害(PTSD)、左足関節症」と記載されていました。
日馬富士の一連の事件によってPTSDになってしまったのかもしれません。
貴ノ岩は1990年2月26日生まれの現在28歳です。
お相撲さんってなぜかとても大人に見えますけど、まだ20代なんですよね。
生きていれば楽しい事も苦しい事もありますが、大きな大きな苦しみを味わう事はその若さではまだ経験が無かったかもしれません。
少なくともこれだけ報道されて世間に色々言われる事は初めてだったでしょう。
同じ国の力士からどう思われたか、故郷モンゴルの国民はどう思っているか、日本の国民は、親方は・・・?
きっと胸が張り裂けそうな毎日だったでしょう。
PTSDになって当然なのかもしれません。
でも徐々にその苦しみと今の状況から立ち直って欲しいですよね。
原因は日馬富士のコーチ就任か?
反省したとはいえ、やっぱり許せないのは日馬富士。
引退してこれで丸く収まった!と思ったのですが、日馬富士は伊勢ケ浜部屋のコーチに就任していたのです。
誰にでも失敗はある。大きな失敗か小さな失敗かはそれぞれですが。
非難を承知でお相撲の道しかないと覚悟してコーチの道に進む事もまた人生でしょう。
どんな事をしても賛否両論あるものです。
でもやはり被害者貴ノ岩からするとPTSDの症状を大きくする要因になるかもしれないのも事実です。
是非周りの方は、被害者の心のケアを第一に考えたシステムを作ってあげて欲しいですよね。
まとめ
同じ職場に嫌いな人がいる。トラブルがあった相手がいる。
こういうケースはきっとこの世の中にはいくらでもある事だと思います。
誰かに助けてもらわないとどうしようもない時は勇気を持ってSOSを出さなければいけません。
でも自分で立ち向かって行かないといけない時があるのも事実です。
少なくとも、1度は誰でも壁に向かって歯を食いしばって進まなければいけない時があるのかもしれません。
その後、すべての人が笑顔になれたら最高ですね。きっとその時はひと回り大きな人間になれているでしょう。
貴ノ岩の場合は、一般人と比べて何倍も注目されてプレッシャーもかかって私たちの想像できないものを背負っていたんだと思います。
相撲協会も、貴ノ岩が土俵に復帰できるように最大限のサポートをしてあげてほしいですね。